シリア北部・ラッカがテロ組織ISISから完全に解放
10月 17, 2017 22:44 Asia/Tokyo
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シリアのクルド民主統一党の部隊
シリア北部の都市ラッカは、テロ組織ISISから完全に解放されました。
ファールス通信によりますと、イギリス・ロンドンに本部を置くシリアの反体制派系の団体、シリア・ヒューマンライツ・ウォッチは、「シリアにおけるISISの主要な拠点だった、ラッカ州の中心都市ラッカは、シリアのクルド人部隊によって完全に制圧された」と表明しています。
この団体はまた、「ラッカは17日火曜、完全にISISの占領から解放された」としました、
16日月曜には、「ラッカ市のおよそ90%がISISの占領から解放され、この町にはおよそ300人のISISのメンバーが残留しており、その多くがこの町の病院やスポーツセンターに潜伏している」と発表されています。

ラッカ市内の病院とスポーツセンターの解放作戦は17日に実施されました。
この措置により、シリアにおけるISISの自称首都であったラッカの町からは事実上、ISISの勢力が掃討されたことになります。

クルド人とアラブ人の部隊で結成される、シリアのクルド民主統一党の部隊は、今年6月以来、ラッカからのISIS掃討作戦を開始していました。
ラッカは、2014年にISISに占領された初のシリアの大都市であり、ISISのテロ作戦の中枢司令部となっていました。
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