世界80カ国2000万人以上の巡礼者、イラク南部のアルバインの追悼儀式に参加
11月 09, 2017 18:03 Asia/Tokyo
世界80カ国以上から、2000万人を超える巡礼者が、イマームホサインのアルバインの追悼儀式に参加するため、イラク中南部のナジャフから、聖地カルバラまでの道のりを徒歩で移動しています。
イスラム暦サファル月20日にあたる11月9日は、シーア派3代目イマーム、ホサインの殉教から40日目にあたるアルバインの日です。
イマームホサインは、イスラム暦61年、西暦680年に預言者ムハンマドの純粋なイスラムの教えを守るため、教友たちとともにカルバラの地で圧制者と戦い、殉教しました。
イラン人巡礼者およそ250万人に、アルバインの儀式に参加するための査証が発給されました。
イラク人やイラン人の他、アゼルバイジャン、アフガニスタン、パキスタン、インド、シリア、マレーシア、インドネシア、トルコ、レバノン、アジア・アフリカ諸国、欧米諸国からも、多くの人が、アルバインの追悼集会に参加しています。
イランの人々も、この日、聖地マシュハドのイマームレザー聖廟や、ゴムにあるマアスーメ聖廟をはじめ、各地の宗教施設やモスクを訪れ、追悼儀式を行っています。
この中では、アルバインの前夜から、イマームホサインの人格や地位に関する演説が行われたり、胸をたたいて哀悼を示す儀式や哀歌を歌う集会が開かれたりしています。