アメリカが2021年までのシリアの現政権維持に同意か
12月 13, 2017 18:28 Asia/Tokyo
-
アサド大統領
シリアのアサド大統領の排除に向けたアメリカの望みが断たれたことを受けて、一部の報道は、アメリカは新たな決定の中で、2021年までのアサド大統領の政権の存続に同意したとしています。
アメリカの雑誌ニューヨーカーによりますと、トランプ大統領はアサド大統領の2021年までの政権維持を受け入れる準備をしているということです。
一方で、アメリカのティラーソン国務長官は、10月、アサド一族の政治体制は終焉を迎えつつあると主張し、「アメリカはアサド大統領とはまったく関係がない統一シリアを求めている」と語りました。

ニューヨーカーはまた、アメリカの新たな決定は、アメリカ政府の選択肢が限られており、シリアの軍事的状況と、ロシア、イラン、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーがアサド大統領を守る上で成功していることを示しているとしています。
さらに、アメリカは外交の点から、現在も和平プロセスを取り仕切っているロシア、イラン、トルコの3カ国により、排除されていると伝えています。
アメリカはこの7年間、テロ組織や反体制派組織に武器や資金を提供し、彼らを、政治、メディアの面から支援し、シリアの体制を転覆しようとしましたが、この目的を果たすことができていません。
タグ