シリア大統領、「アメリカ軍はシリアから撤退すべき」
May 31, 2018 20:01 Asia/Tokyo
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シリアのアサド大統領
シリアのアサド大統領が、「アメリカ軍はシリアから撤退し、イラクで受けた行動から教訓を得るべきだ」と語りました。
アサド大統領は30日水曜夜、ロシアのニュースチャンネル・ロシアトゥデイのインタビューで、「シリア軍がテロリストに対して進軍するたびに、アメリカやシオニスト政権イスラエル、そして一部の西側諸国はテロリストへの支援により、シリアにさらなるテロリストを送る、あるいは政治的なプロセスを妨害するといった行動により、シリアでの戦争の収束を遅延させている」と述べています。
また、「シリアの町アレッポ、デリゾール、ホムス、そして首都ダマスカスが解放された後、もはやアメリカとイスラエルは、ISISやヌスラ戦線といった最も主要なテロ組織が握っていた、シリアでの勝利の切り札を失(ったとともに、シリア民主軍といったそのほかの切り札を求めて動き出し)た」としました。
さらに、「イスラエルの主張とは逆に、イラン軍はシリアには駐留しておらず、軍事顧問として存在するのみであり、シリアはイスラエルの空爆に対抗すべく、対空防衛の強化を継続する」と語っています。
アサド大統領は、アメリカのトランプ大統領の侮辱的な発言に反応し、このような発言が彼の人格を示すものであり、彼以外の人物から出てくる事は考えられないとしました。
トランプ大統領は、ツイッター上のメッセージにおいて、アサド大統領に対し「動物」という侮辱的な言葉で呼びかけています。
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