国連が、イエメン・フダイダにおける衝突の激化の結果について警告
国連のマーチン・グリフィス(Martin Griffiths)イエメン担当特使が21日木曜、イエメン西部フダイダ港湾に対する、サウジアラビア主導のアラブ連合軍の攻撃による、人道・政治面での危険な結果について警告しました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、グリフィス特使は、「現在の自分にとっての最優先事項は、フダイダでの軍事衝突の激化を阻止することであり、この衝突の各関係勢力を協議のテーブルにつかせることである」と語っています。
また、「フダイダ港湾での緊張の激化を回避すべく、この紛争のすべての関係勢力との協議を継続するだろう」と述べました。
さらに、フダイダでの人道上の大惨事について、「イエメン西部のこの港湾では、数十万人の民間人が深刻な危険に直面しており、フダイダの子供の25%が栄養不良に苦しんでいる」としています。
こうした中、WHO世界保健機関は、フダイダに対するアラブ連合軍の攻撃により、260万人の生活が危険に陥っていると表明しています。
国連人道問題調整事務所も、「フダイダでの戦闘行為が続いたため、イエメンのおよそ5000世帯が自宅退去を余儀なくされている」と発表しています、
サウジアラビアが主導するアラブ連合軍は、今月13日から、人道面での危機に関する世界規模での警告を押し切る形で、フダイダ港湾の占領を目的に、この港湾への攻撃を開始しました。
この攻撃は、これまでにイエメンの政府軍や義勇軍の抵抗に遭遇しています。
フダイダは、紅海に面したイエメン第2の港湾で、現在封鎖されている同国にとって、外海につながり、また人道支援物資が搬入される唯一の海の玄関口となっています。