アメリカ大統領、シリアのテロリストの敗北を懸念
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トランプ大統領
アメリカのトランプ大統領が、シリアでのテロリストの完全な敗北を懸念していることを示すメッセージの中で、「シリア政府はイドリブを攻撃すべきではない」と強調しました。
イルナー通信によりますと、トランプ大統領は、3日月曜、ツイッターで、「シリアのアサド大統領は、闇雲にシリア北西部のイドリブを攻撃すべきではない」とし、「イドリブへの攻撃は悲劇を招く可能性がある」と主張しました。
トランプ大統領はこのメッセージで、さらにイランとロシアに対し、この“大きな過ち”に加担しないよう求めました。

シリア政府軍は数週間前から、イドリブをテロリストの占領から解放するために、軍備の移送などの準備を行っています。
アメリカとその同盟国はそのときから、イドリブに関する世論操作を開始しています。
ロシア国防省は、西側が、彼らの勢力によるイドリブでの化学兵器の攻撃に関するシナリオを実行しようとしていることを明らかにしました。
ロシア国防省は、先月25日、アメリカ、フランス、イギリスは、このシナリオを実行し、シリアを再び攻撃するための口実にしようとしていると表明しました。

アメリカ、フランス、イギリスは4月14日にも、シリア政府が化学兵器をしようしたという根拠のない理由により、シリアを攻撃しました。
多くの専門家は、シリア政府が化学兵器を使用したと非難するのは、テロリストに対するシリア政府軍の最近の勝利の事実を逆に見せ、世論の目を逸らすための行動だとしています。
アメリカとその同盟国は、シリアにおけるテロリストの敗北を強く懸念しています。
シリア危機は、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルの有利に変えるため、サウジアラビアやアメリカと、その同盟国の支援をうけたテロ組織の大規模な攻撃により、2011年から始まりました。
シリア政府軍は最近、イランの軍事顧問的な支援とロシアの支援により、ISISを掃討することに成功し、他のテロ組織も敗北を目前にしています。
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