パレスチナ保健省、「電力不足が続けば、ガザ地区のすべての病院が活動を停止する」
9月 10, 2018 19:34 Asia/Tokyo
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パレスチナ.ガザ地区の病院
パレスチナ保健省が、9日日曜夜、「ガザ地区の電力不足が続けば、この地区のすべての病院の活動が停止することになる」と発表しました。
IRIB通信によりますと、パレスチナ保健省は、「さらにガザ地区で数日間の電力不足が続けば、すべての病院が活動を停止することになる」と語りました。
また、「ガザ地区のエネルギー不足は深刻な問題のひとつだ」と強調しました。
国連のドゥジャリク事務総長報道官も、先月31日、ガザ地区における電力不足について警告を発し、この危機の悲劇的な結果を防止するよう、国際社会の支援を求めました。
ドゥジャリク報道官はまた、「ガザ地区は毎日20時間にわたり停電している」としました。
ガザ地区の電力不足による危機は、2017年4月から、この地区の発電所が燃料不足により稼動を停止したことを受けて深刻化しました。
これにより、ガザ地区に住むおよそ200万人の生活が深刻な危機に直面しています。
電力不足はまた、医療活動や水道、衛生サービスに深刻な影響を与えています。
この電力不足による問題よりも重要なのは、11年間にわたるシオニスト政権イスラエルのガザ地区封鎖です。
シオニスト政権はこの期間、燃料や医薬品、食料や建築資材など、重要な物資がガザ地区に入るのを妨害しています。
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