反体制派ジャーナリストの事件への反応で、サウジアラビアでの経済フォーラムの出席見送りが拡大
(last modified Fri, 12 Oct 2018 08:39:24 GMT )
10月 12, 2018 17:39 Asia/Tokyo
  • カショギ氏の解放要求
    カショギ氏の解放要求

サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、カショギ氏のトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館での事件を受けて、多くのメディアやジャーナリスト、投資家が、サウジアラビアの首都リヤドで行われる経済フォーラムへの出席を見合わせました。

イルナー通信が12日金曜に伝えたところによりますと、ニューヨークタイムズ、エコノミスト、ロサンゼルスタイムズといったメディアは、今月リヤドで行われる経済フォーラム「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」への参加を見送っています。

CNBCのジャーナリスト、アンドリュー・ロス・ソーキン氏と、イギリスの週刊誌の編集長をつとめるザニー・ミントン・ベドーズ氏は、この会合への参加中止を表明しました。

また、カショギ氏の記事を公開したワシントンポストの編集長も、この経済フォーラムへのボイコットを呼びかけました。

さらに、イギリスの実業家リチャード・ブランソン氏も、現在、サウジアラビアの公的投資基金との話し合いを停止しており、予定では、10億ドルがサウジアラビアに投資されることになっていました。

アメリカのオバマ政権時代にエネルギー長官をつとめたモニツ氏も、5000億ドル規模のプロジェクトを停止するとともに、今後の協力の条件は、この事件の真相を明らかにすることだとしました。

フィナンシャルタイムズ、FOXビジネス、CNBCも、この経済フォーラムへの参加見合わせを表明しました。

カショギ氏は在イスタンブール・サウジアラビア総領事館に入った後、失踪しました。

各メディアはその数日前、カショギ氏の遺体が切断された形で発見され、遺体には拷問の痕跡が見られたと伝えました。

 

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