トルコ外相、「サウジがカショギ氏殺害事件の捜査に協力しないため、国連に支援を要請する」
トルコのチャブシオール外相が、サウジアラビア人記者カショギ氏殺害事件に関する捜査に同国が非協力的だとして、強く非難しました。
タスニーム通信によりますと、チャブシオール外相は20日火曜、アメリカのポンペオ国務長官と同国のワシントンで会談した後、記者団に対し、「サウジアラビアがカショギ氏殺害事件の捜査に今後も協力しないのなら、トルコはこの事件の捜査に関して国連に支援を要請する」と語りました。
また、「トルコは、今回の事件に関する一連の情報を、アメリカやそのほかの複数の国に開示した」とし、「誰がカショギ氏殺害の命令を下したかが明らかにされる必要がある」と述べました。
チャブシオール外相は先週17日、「トルコはサウジアラビアに対し、正式にカショギ氏殺害にかかわったチームのメンバーらをトルコ側に引き渡すよう要求した、サウジアラビアはこれを拒否している」と話していました。
トルコのフルシ・アカル国防大臣は、「カショギ氏殺害を目的に、合計18人のサウジアラビア人がトルコ・イスタンブールに来ていた」と述べました。
サウジアラビアの反体制派ジャーナリストのジャマール・カショギ氏は先月2日、イスタンブールにあるサウジアラビア領事館内に入った後、行方不明となりました。
サウジアラビアは、18日間にわたる沈黙と否認の末、国際社会の圧力に押された形で、カショギ氏が同領事館内で殺害された事実を認めましたが、今なお事件の全容は解明されていません。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ