1月 15, 2019 15:27 Asia/Tokyo
  • 日ロ外相協議
    日ロ外相協議

日本とロシアの平和条約締結を目指してモスクワで行われた、今年初の両国の外相協議が14日月曜、成果なく終了しました。

イルナー通信にほりますと、日本の河野外相とロシアのラブロフ外相によるこの協議の開始前に、数回にわたって双方が譲歩し、平和条約の締結を求めているとする報道がなされています。

ロシア外務省のザハロワ報道官は、今回の日ロ外相協議に先立ち、日本がロシアとの対立にアメリカを巻き込もうとしていることを批判し、この問題にアメリカは関係ないとしています。

ラブロフ外相は今回の外相協議前に、双方が両国の首脳の意向に基づき、平和条約の締結に向けた第1歩を踏み出すよう期待する、としていましたが、協議終了後には、この協議の結果への失望感をあらわにしました。

 

ラブロフ外相

 

ラブロフ外相は河野外相との会談後、記者団に対し、「共同記者会見を行わず、別の場で記者団の質疑に答えることで、日本側と合意に至った」と語っています。

また、「対立は依然として残っている。それは、相手に対する双方の立場が完全に食い違っているからだ」と述べました。

さらに、「ロシアは、1956年の日ソ共同宣言に基づいて日本側と協議を行っており、南クリル諸島・北方領土がロシアのものであると考えている。特に、この事実は国連の文書でも指摘されている」としています。

 

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