CNNが、サウジ死刑囚への拷問や自白の強要を暴露
4月 29, 2019 22:18 Asia/Tokyo
アメリカCNNが、「最近サウジアラビアで処刑された人々の多くが、同国政府の主張に反して無罪であり、しかも拷問により自白を強要されていた」と報じました。
CNNのインターネットサイトは、特別報道において「サウジアラビア政府は、今月23日に国内で斬首刑とした37人が自らの犯罪を認めたと主張しているが、裁判所の資料からは、彼らの一部が無罪を主張していたことが明らかになっている」としています。
また、「処刑されたこれらの人々のうちの1人は、視力や聴力の弱い人物で、裁判の法廷でこれらが自分の発言でなない。自分が何も筆記しておらず、これらを取調官自身が手書きしたものであると供述している」とされています。
さらに、処刑者の中には青少年もおり、彼らの1人はサウジ政府関係者が他者への見せしめとして処刑後に十字に引き裂かれ、遺体が公開されたということです。
サウジアラビア市民37人の処刑は、国際的に大きな反応を引き起こし、全世界の政府関係者がサウジのこの行動を非難しているほか、欧米諸国の政府関係者の一部は対サウジとの関係の見直しを求めています。
イギリス野党労働党の代表は、同国議会において「サウジアラビアから来年のG20・主要20カ国会合の開催権を剥奪すべきだ」と強調しました。
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