イラン外務省、「イエメン港湾からの政府軍の撤退は、スウェーデン合意遵守の証」
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「イエメンのフダイダをはじめとする3つの港湾から、同国政府軍が撤退したことは、スウェーデン・ストックホルム合意の枠組みに基づく建設的な行動だ」と語りました。
IRIB通信によりますと、ムーサヴィー報道官は13日月曜、「イエメン政府軍の行動は自らの義務や対話への遵守を示すものだ。その一方で、サウジ主導アラブ連合軍はストックホルム合意を守らず、妨害行為を行っている」と述べました。
また、イランがストックホルム合意を支持していることを改めて強調し、この合意の履行こそ、イエメン問題の包括的、最終的な解決策模索に向けた行動だとし、サウジやアラブ首長国連邦の支持を受けた部隊による大規模な妨害行為に触れ、「国連や有力国は、アラブ連合軍に強く約束履行を促し、ストックホルム合意への妨害行動を停止させるべきだ」としました。
イエメンの各勢力の参加による4回目の和平交渉は、国連イエメン担当特使の参加により、昨年12月にストックホルム郊外で開催されました。
双方は、この交渉でイエメン西部フダイダ港湾での停戦、同国南西部タイズ州での人道状況の調査、相互の捕虜交換やサヌア国際空港の再開をめぐり合意しています。
しかし、この合意はこれまで、サウジ主導連合軍とつながりのある勢力の破壊行為により、今なお効力を発揮していません。
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