視点;なぜ西側諸国はシリア政府に化学兵器使用の疑いをかけるのか?
アメリカとテロ組織系列の複数のメディアは今月19日、「シリア政府がラタキア近郊で化学兵器を使用した」と主張していました。
シリア外務省が、同国北西部ラタキア州で「政府軍が化学兵器を使用した」とする一部西側諸国やテロ組織系列の勢力やメディアの主張を否定しました。
シリア外務省は24日金曜夜、「こうした虚偽や組織化された、メディアによる喧騒は、ラタキアでのシリア軍の進軍の遅延を狙い、イドリブ州におけるテロ組織の犯罪を隠蔽しようとする、アメリカの無駄な工作でしかない」と表明しました。
シリア政府による化学兵器使用という虚偽の報道は常に、アメリカとその同盟国がシリアを軍事攻撃し、同国の軍事・経済の中枢インフラを爆撃するための口実とされてきました。
アメリカ、イギリス、フランスは昨年4月14日、つまり「シリア・東グータ地区への化学兵器による攻撃」という空虚な疑惑を提示したちょうど1週間後、シリア各地に100発以上のミサイルを発射しました。
専門家の多くは、シリア政府に化学兵器使用の疑いをかけることは、最近シリア政府軍がテロ組織に勝利する状況の中、世論を惑わし事実を真逆に示すための工作だと分析しています。
アメリカとその同盟国は、シリアでのテロ組織が制圧されることを強く懸念しています。
シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカ、及びこれに同盟するイギリスやフランスなどの国の支持を受けた複数のテロ組織が、シオニスト政権の有利に地域のパワーバランスを変化させるべく、大規模な攻撃を仕掛けたことにより勃発しました。
シリア軍は最近、イランの軍事顧問やロシアの支援を得て、国内でのテロ組織ISISの問題の収束に成功しています。
また、ISIS以外のテロ組織も制圧されつつあります。
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