9.11テロの首謀者が、サウジ政府に反対する証言を行う用意を表明
7月 30, 2019 17:26 Asia/Tokyo
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ハーリド・シェイフ・ムハンマド氏
2001年に発生したアメリカ同時多発テロの首謀者が、「アメリカ政府が自分の死刑執行を断念すれば、サウジアラビアの政府関係者に反対する証言を行う用意がある」と語りました。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、アメリカ同時多発テロの首謀者とされるハーリド・シェイフ・ムハンマド氏は、「アメリカ政府が自分の死刑執行を断念するなら、サウジアラビアの法的訴追に関してこのテロ事件の犠牲者の遺族を支援する用意がある」と述べました。
この報道によりますと、9.11テロの犠牲者の遺族らは今月26日、このテロの実行に協力していたとしてサウジアラビア政府を提訴しています。
ハーリド・シェイフ・ムハンマド氏は、テロ組織アルカイダの幹部の1人で、2003年にパキスタンで逮捕されました。
こうした中、トランプ米大統領は29日月曜、同時多発テロの犠牲者の遺族に対する賠償支払い法案に署名しています。この法案によれば、このテロ事件で被害を受けた人々やその遺族は、今後73年間にわたりアメリカ政府から賠償金を受け取れることになっています。
サウジアラビア政府当局は、2001年のアメリカ同時多発テロの首謀者および実行犯と共謀した疑いがもたれ手います。
このテロでは、ニューヨークのツインタワービルおよび、国防総省の建物に航空機が突っ込み、3000人以上が死亡、ほか6000人以上が負傷しました。
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