シリア軍が、北東部ハサカ州のカスル・ヤルダ地区に入域
10月 20, 2019 19:09 Asia/Tokyo
シリア政府軍が、同国北東部ハサカ州カスル・ヤルダ地区に入域しました。
シリア軍のカスル・ヤルダ入域は、同国の政府とクルド人勢力との合意によるものです。
トルコがシリア北部を攻撃した後、シリアのクルド人部隊・シリア民主軍(QSD)は同国政府に対し、シリア北部の管理権を掌握しトルコの攻撃からこの地域を守るよう求めました。
この合意に基づき、シリア軍は同国北部の国境地域全域を制圧しています。
今月9日、トルコ軍はテロ対策および、トルコ政府からテロ組織とみなされているクルド人武装組織の国境地帯からの掃討を口実に、アメリカのゴーサインを得てシリア北部を攻撃しました。
シリアのクルド人は、以前に自らの同盟者だったアメリカのこの行動を裏切り行為だとしています。
この攻撃は9日間続いた後、アメリカとトルコの合意により5日間中止されました。
アメリカのトランプ政権は、国内外から大きな非難を受けたあと、シリア北部での停戦をめぐりトルコとの合意に至りました。
シリアの政府関係者は、「シリア国民は、自らの国家主権と領土保全を防衛する」と述べています。
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