英紙ガーディアン デモに参加するパレスチナ人青年の写真を2019年の最優秀写真に
英紙ガーディアンが、パレスチナ・ガザ地区の「祖国への帰還の権利」デモに参加するパレスチナ人青年を撮影した写真を、2019年の最優秀写真に選出しました。
ロシアのアラビア語通信ロシア・アルヨウムが11日日曜、報じたところによりますと、最優秀に選ばれたこの写真は昨年10月の「祖国への帰還の権利」運動の中でシオニスト政権イスラエル軍と戦うパレスチナ青年を撮影したものです。
この写真は、昨年10月22日のガザ地区東部で行われていた「祖国への帰還の権利」デモの中で、トルコ・アナトリア通信のカメラマン、ムスタファ・ハッソウナ氏が撮影したものです。
この写真に撮影されているのは、アーイド・アブアムロというパレスチナ人青年で、右手にパレスチナ国旗を、左手には投石器を持っています。
この青年は祖国帰還の権利を訴えるデモのシンボルの1つとなっており、この写真が撮影されて1週間後の金曜日にイスラエル軍の銃撃で負傷しました。しかし、その後も毎週金曜日には他のパレスチナ人と一緒にデモへの参加を続けています。
ガーディアン紙は昨年も、世界に強いインパクトを与えた20点の写真のうちの一点にこの写真を選んでいます。
祖国への帰還の権利を訴える抗議デモは、昨年3月30日の「土地の日」をきっかけにガザ地区で開始、これまでに330人以上のパレスチナ人がイスラエル軍の銃撃により殉教し、少なくとも3万1000人の負傷者を出しています。
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