パレスチナ人の「祖国帰還の権利」デモ 5人が負傷
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パレスチナ人の「祖国帰還の権利」デモ
パレスチナ保健省が、「ガザ地区で13日金曜に実施された通算85回目となる祖国帰還の権利デモにおいて、シオニスト政権イスラエル軍の銃撃により、少なくとも5人のパレスチナ人が負傷した」と発表しました。
アルアーラム・チャンネルによりますと、13日金曜の「祖国への帰還の権利」デモは、「パレスチナは我らを団結させる。聖地ベイトルモガッダス・エルサレムは我々の首都」というスローガンのもと開催されました。
イスラエル軍は、デモに参加したパレスチナ人を弾圧する中、実弾の発砲に加え、毒ガスや催涙ガスを発射しました。
パレスチナ保健省の発表によれば、数十人のパレスチナ人が毒ガスの影響で呼吸困難を起こしたということです。
「祖国への帰還の権利」を訴える平和的なデモ行進は、昨年3月30日の「土地の日」をきっかけにガザで始まり、現在も金曜毎に行われています。
現在まで、この抗議行進でイスラエル軍の銃撃を受けて殉教したパレスチナ人は330人を超え、少なくとも3万1000人が負傷しています。
1976年3月30日、イスラエルがパレスチナ領の占領を決定し、これに因んで毎年パレスチナではこの日にデモ行進が開催されてきました。
イスラエルは、パレスチナ人の土地の没収やこれらの地での入植地建設により、パレスチナにおける人口構造の変更やこの地のユダヤ化を狙い、この地に覇権を確定させようとしています。
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