トルコ大統領が、同国内の米軍基地閉鎖に言及
12月 16, 2019 16:55 Asia/Tokyo
トルコのエルドアン大統領が、同国内にある米空軍基地の閉鎖に言及しました。
トルコ・アナトリア通信によりますと、エルドアン大統領は15日日曜夜、オスマン・トルコ帝国によるアルメニア人の大量殺害を「ジェノサイド」と認定する決議案が米上院本会議で可決されたことに反発し、「トルコは、インジリルク基地を含む2箇所の空軍基地を閉鎖する可能性がある」と警告しました。
エルドアン大統領は、米国の先住民インディアンや黒人を殺害し、奴隷にしてきた米国やヨーロッパの暗黒の歴史に言及し、「今回米議会が可決した案は政治的であり、同国内の政治ムードが二極化していることによるものだ」と述べました。
米上院本会議は今月12日、オスマン・トルコ帝国による1915~23年のアルメニア人の大量殺害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定する決議案を全会一致で可決しました。
トルコ政府は、オスマン帝国が1915年に発生した150万人のアルメニア人虐殺を事実として認めていません。
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