イラクの各団体・組織が、同国から外国軍を撤退させると強調
(last modified Tue, 14 Jan 2020 08:27:22 GMT )
1月 14, 2020 17:27 Asia/Tokyo
  • イラク議会
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イラクの民兵組織ハシャドアルアシャビおよび、同国議会内で最大とされる派閥が、イラク議会および同国の首相による外国軍をイラクから撤退させるという決断への支持を表明しました。

レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、イラク民兵組織の上級司令官らは13日月曜の内部会合において、「当組織の最優先課題は、イラク議会およびわが国のアブドルマハディ首相が決定した、外国軍、特にアメリカ軍をイラクから撤退させることである」と表明しました。

この会合ではさらに、テロ組織ISISの残存勢力との戦いに向けた大規模な活動の継続が強調されました。

こうした中、イラク議会内の最大派閥・アルファトフのムハンマド・アルガッバーン幹事長は、「米軍がイラクに残留することで、国内での緊張や衝突が増加する事になる」として警告しています。

また、13日月曜夜には、「アメリカ軍がイラク議会の決議に反してイラク領内に残留すれば、緊張や軍事衝突につながりかねない」としました。

これ以前にも、イラク議会内のもう1つの派閥であるアサイブ・アフロルハック(正義の連合)のガイス・ハズアリー幹事長が、「我々は、アメリカ軍によるイラク占領を終結させる責務がある」と述べています。

イラク議会は今月5日、同国駐留米軍の撤収に関する会議を招集し、イラク領内の全ての外国軍の撤収・追放という議決を可決しました。また同議会は、理由のいかんを問わず外国軍によるイラク領空の使用を許可しないよう求めています。

今月3日未明、イラク・バグダッド空港付近でイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官と、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス司令官、および同行者8名が、アメリカの無人機によるテロ攻撃により殉教しました。

 

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