イエメンへの燃料・食糧積載船舶22隻がサウジにより拿捕
イエメン西部フダイダ港湾の責任者の一人が17日日曜、これまでにイエメン国民に向け燃料や食糧を運ぶ船舶22隻が、サウジアラビアにより拿捕されていることを明らかにしました。
フダイダ港湾の責任者は、イエメンのアルマシーラ・テレビのインタビューで、既に拿捕された船舶が合わせて50万トン以上のガソリンや軽油、8000トン以上の天然ガス、1万トンの小麦や9000トンの米などを積載している、と語りました。
これらの船舶は、サウジ領内にある港湾に曳航されたということです。
イエメンは過去5年間、サウジ主導のアラブ連合軍により全面的に封鎖され、燃料、食糧の深刻な不足に直面しています。
国連人道問題担当事務次長のマーク・ローコック(Mark Lowcock)氏は最近、イエメンは史上最悪の人道的惨事に瀕していると強い懸念を示していました。
サウジアラビアは、2015年3月から米国の支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
この攻撃でさらに、イエメンは食糧や医薬品の深刻な不足に加え、子供たちの飢餓に直面しています。
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