視点:パレスチナ国民との国際的な連帯を謳う日(動画)
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パレスチナ国民を初めとする被抑圧者を守ることは、人間としての責務の1つであり、イラン国民はこの運動の創始者であることを誇りとしています。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
May 20, 2020 22:02 Asia/Tokyo
  • 世界ゴッツの日ー今年は5月22日
    世界ゴッツの日ー今年は5月22日

パレスチナ国民を初めとする被抑圧者を守ることは、人間としての責務の1つであり、イラン国民はこの運動の創始者であることを誇りとしています。

イランイスラム革命の創始者ホメイニー師は、イスラム教徒の断食月ラマザーンの最終金曜を「世界ゴッツの日」に制定し、正義の実現を求める全ての人々に対し、パレスチナ国民への支援に向けて包括的な行動を起こすよう呼びかけました。

過去10年間に、北アフリカから西アジアのバーレーンへと至る諸国において、反シオニズム運動や革命が発生したことは、解放と正義を求める世界ゴッツの日のメッセージが世界規模のものとなりつつあることを意味します。抵抗の潮流とともにこの運動が継続されることは、米国提唱の一方的なパレスチナ問題解決案=「世紀の取引」など、数々の陰謀によってパレスチナ人の権利が蹂躙されることを決して許さないでしょう。

パレスチナ自治政府のファーディ・アルハダミ聖地問題担当大臣は、人道に反するイスラエル政府の行動や、「世紀の取引」の背後に隠された米国とイスラエルの思惑に関して、次のように述べています。

「イスラエル政府は、世界各国が新型コロナウイルス対処にかかりきりになっている状況を悪用し、聖地のユダヤ化に向けた措置を推し進めようとしている。そして、まさにこのような目的によって、彼らは過去2ヶ月間に聖地内に1万7000棟以上のシオニスト入植者用住宅を建設しているのだ」

現在、「世紀の取引」の背後に潜んでいる目的は、レバノンやパレスチナの抵抗戦線の破壊、地域の政治・地理的な戦略の変更、イスラエルと地域のアラブ諸国の間の関係強化によりパワーバランスを変えることにあります。シオニストから聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの奪還を謳うパレスチナ人の自発的な運動=インティファーダの潮流と抵抗により、パレスチナ問題はこれまでと変わることなく、世界の最優先課題として提示され、パレスチナ人の理念が脇に押しやられることを許していません。世紀の取引も決して、こうした運命の例外ではありません。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は演説の中で、トランプ米大統領の死よりも早く「世紀の取引」が消滅するだろうと強調し、最近の陰謀が米国の損害となり、またパレスチナ問題の再認識につながるとし、次のように述べています。

「自国民の間ですら威信と面子を失ったアラブ諸国の首脳らが歓迎し快哉を叫んでいることは大したことではない。覇権主義的な機関の凝り固まった政策、即ちパレスチナ問題を忘れ去らせようという政策とは逆に、彼らのそうした行動は、パレスチナ問題がかえってより強く認識される要因となり、全世界でパレスチナやパレスチナ国民の抑圧された状態が人口に膾炙することとなった」

 

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