アラブ連盟事務次長が、パレスチナ人捕虜に対するイスラエルの犯罪関連の調査を要請
7月 16, 2020 19:16 Asia/Tokyo
アラブ連盟のサイード・アブアリー・パレスチナ担当事務次長が、パレスチナ人捕虜に対するシオニスト政権イスラエルの組織犯罪の調査を目的とした、国際調査チームの結成を要請しました。
パレスチナ・ヴァファー通信によりますと、アブアリー事務次長は、イスラエル当局者の引責および、特に新型コロナウイルス禍中のパレスチナ人捕虜に対する恒常的・組織的犯罪を調査するため、国際調査チームの派遣を求めています。
また、現状に関して警告するとともに、「この状況が早急に対処されなければ、刑務所が集団墓地になりかねない」と語りました。
さらに、「イスラエル政府関係者は、パレスチナ人捕虜の生命生命と生活の全責任を負っている」とし、「イスラエルの意図的な政策や措置により、これまでに数十人の捕虜が殉教している」と述べています。
そして、「イスラエルは依然として法規範や原則を無視し続けておち、新型コロナウイルスの蔓延阻止に必要な措置を講じていない。特に、現在イスラエルの刑務所には高齢者および何らかの疾患を抱えた抑留者がおよそ700人収監されており、彼らは国際法に照らし即時釈放されるべきだ」としました。
現在、イスラエルの刑務所にはおよそ4800人のパレスチナ人が収監されており、これらの人々のうち170人は未成年者、39人は女性、数十人は高齢者となっています。
さらに、これらの収監者の一部は新型コロナウイルスに感染していますが、イスラエル側は彼らに対し、必要な治療を施していません。
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