サウジ皇太子の関与が疑われる新たなサウジ人ジャーナリストの不審死
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サウジ皇太子に係わる、新たなサウジ人ジャーナリストの不審死
新たなジャーナリストの不審死が、近親者に慈悲を示すことすらしないサウジ政権の、政権を批判する人々への弾圧事件を再びメディアの前にさらしました。
2017年12月、サウジアラビア宮廷内での腐敗を非難したとして逮捕され、懲役5年の刑を宣告されたサウジのジャーナリストのシェイヒ氏が、数日前に容態が悪化し、死亡しました。
言論の自由の擁護を目的としたジャーナリストによる非政府組織・国境なき記者団は、このサウジのジャーナリスト死亡のニュースに反応し、同氏の死の謎について、独立調査機関による調査の開始を求め、アルサウド刑務所から政治犯を釈放するよう求めました。
その一方で、米ニューヨークタイムズ紙は、サウジのムハンマド皇太子が、同国の元治安当局者で、逃亡したサウジ一族のブラックボックスとして知られ、現在はカナダにいるサアド・アル・ジャブリー氏に宛てた脅迫的なメッセージについて報じています。
米紙ワシントンポストも最近、サウジ皇太子が数千人のサウジ人家族と市民に対し、海外で自らの反対派に加わる可能性があるとして、渡航を禁止し、さらには汚職容疑でムハンマド・ビン・ナエフ元サウジ皇太子を裁く法案を準備している、と伝えています。
2018年11月、ムハンマド皇太子が直接命令して実行されたサウジのジャーナリスト・カショギ氏惨殺事件は、サウジ政府と同国皇太子に対する世界的な批判を広めました。ムハンマド皇太子は、米国政府の支援の陰で、カショギ氏殺害の責任を問われることから逃れています。
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