レバノン前首相が、元首相の父暗殺に関するレバノン特別法廷の判決に反応
8月 19, 2020 13:50 Asia/Tokyo
レバノンのサアド・ハリリ前首相が、同国の元首相だった実父の故ラフィーク・ハリリ氏暗殺事件を裁く国際法廷「レバノン特別法廷」(オランダ・ハーグ郊外)の判決に反応し、「自分は、故人の遺族としてこの判決を受け入れる」と語りました。
故ラフィーク・ハリリ元首相の次男サアド・ハリリ前レバノン首相は18日火曜、演説において「今回下された判決は、我々の期待していたレベルに届くものではなかったが、我々はこれを受け入れる」と述べました。
また、ディアブ・レバノン現首相も、「この判決が正義と安定の強化につながり、わが国が国民の団結により現在の危機から脱却できるよう希望する」とコメントしました。
暗殺事件を裁く国際法廷「レバノン特別法廷」は18日、故ラフィーク・ハリリ元首相の暗殺が政治的なテロ作戦だったと断定しました。その一方で、このテロにシリアやレバノンのシーア派組織ヒズボッラー幹部が関与していた事を裏付ける証拠は一切存在しない、との判決を下しました。
ラフィーク・ハリリ元首相は2005年2月、レバノン・ベイルートで起きた爆弾テロで他の21人と共に暗殺されました。
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