仏パリ市長が、サウジ開催のG20市長会議をボイコット
10月 01, 2020 19:03 Asia/Tokyo
米ニューヨーク市長に続き、フランス・パリ市長がサウジアラビア・リヤドで開催予定のG20主要20カ国・地域大都市長バーチャル会合への不参加を発表しました。
フランス通信によりますと、イダルゴ・パリ市長は「現在拘束中のサウジアラビアの人権活動家Loujain Alhathloul氏への支持として、自分はリヤドでネット形式で開催予定のG20大都市長会合をボイコットした」と表明しています。
今回のG20大都市長会議は、先月30日から開催され、3日間継続される見通しです。
これに先立ち、デブラシオ・ニューヨーク市長が、サウジアラビアの今回の会合への不参加を表明していました。
ある人権団体も、英ロンドン、ニューヨーク、独ベルリン、パリ、伊ローマ、米ロサンゼルス、スペイン・マドリードをはじめとする世界の大都市の首長らに宛てた書簡において、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏殺害記念日を前に、今回の会合へのボイコットを呼びかけていました。
サウジ人ジャーナリストのジャマール・カショギ氏は2018年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館に入った後行方不明となりました。
サウジアラビア当局はこの問題に関して数週間にわたり沈黙した後、最終的にカショギ氏が同領事館内で殺害された事実を認めています。
この人権団体は世界各国の大都市の首長らに宛てたこの書簡において、今回の会合のボイコットによりサウジでの人権侵害終結に向けた歩みを踏み出すよう求めています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj