欧州議員らが、サウジ開催のG20サミットのボイコットを要請
欧州議会の議員らが、サウジアラビアで開催予定の20カ国・地域首脳連合会議(G20サミット)をボイコットするよう、EUの首脳や高官に求めました。
ファールス通信によりますと、65人の欧州議会の議員は、欧州理事会のシャルル・ミシェル議長と欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長に宛てた書簡で、EU諸国の首脳や高官に対し、サウジアラビアが恒常的に著しく人権を侵害していることを理由に、同国が議長国となっている来月開催予定のG20サミットへの参加を見合わせるよう求めました。
この書簡で議員らは、サウジアラビアが表現の自由や集会の開催といった国民の最も初歩的な権利も侵害していることを指摘し、同国が最も悲惨な人権侵害を行い続けていることから、最も重要な国際首脳会合のひとつの議長国になることを許してはならないと強調しました。
また、自国の改革を求めていたサウジアラビアの活動家、弁護士、新聞記者、作家、思想家などが逮捕されており、さらに拘留場所やその後の消息が不明であることにも言及しました。
議員らは書簡の中で、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏が、公正な場であるべきトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館で殺害されたことも指摘しました。
G20サミットは、来月21・22日にサウジアラビアの首都リヤドで開催される予定です。
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