新型肺炎
WHOが、パレスチナ・ガザ地区の保健システムの崩壊を警告
11月 23, 2020 19:50 Asia/Tokyo
WHOガザ事務所所長は、パレスチナ・ガザ地区の保健システムの崩壊について警告しました。
イルナー通信によりますと、WHO世界保健機関ガザ事務所のAbdul Nasser Sobh所長は23日月曜、「過去1週間にガザ地区での新型コロナウイルス感染者数が急増していることが非常に懸念される」と警告しました。
そして、「ガザ地区には十分な医療施設や治療の機会がないにもかかわらず、この傾向が続けば、ガザ地区の保健システムは2週間以上は持ちこたえることはできず、崩壊へと向かうだろう」と述べました。
さらに、新型コロナウイルスへの対処のために必要な医療機器をガザに持ち込むための同組織の支援について発表し、「新型コロナウイルスに対処し、ガザ地区でのパレスチナ人感染者の数を減らすためには、厳格な措置と制限を講じるべきである」と述べました。
現在ガザ地区での新型コロナウイルスへの感染者累計は1万4084人で、死亡者の累計は92人となっています。
ガザ地区は2006年以来、シオニスト政権イスラエルにより陸、空、海を封鎖されていることから、その住民は多くの問題に直面しています。
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