シリア外相、「イランとシリアの関係は深く戦略的」
(last modified Wed, 09 Dec 2020 10:28:06 GMT )
12月 09, 2020 19:28 Asia/Tokyo
  • シリアのミグダード外相
    シリアのミグダード外相

シリアのミグダード外相が、イラン・シリア両政府間の関係を深く戦略的であると表現し、「シリアは、政治、経済、文化などのあらゆる分野で、イランとの幅広い関係を築いている」と述べました。

ミグダード外相は、9日水曜発行のイラン紙「イラン」とのインタビューにおいて、イランの防衛・核科学者ファフリーザーデ氏に対するテロ攻撃を非難し、「シリア国民と政府は、厳しい状況下にあってもイラン国民の傍らにある。我々は、イランがこの大きな損失を挽回し、自らの学術的発展を続けると確信している」と述べました。

そして、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官がテロ攻撃により殺害されてから間もなく1年を迎えるにあたり、「殉教したこの偉大な司令官は、米国とシオニスト政権イスラエルのテロに対する対抗力強化において主要な役割を担っており、地域におけるこの二つの勢力の陰謀を失敗に導いた」と強調しました。

また、シリアの一部地域を攻撃するシオニスト政権イスラエルの目的はテロ組織への支援であるとして、「テロリストたちは、対シリア戦争で敗北に直面した。イスラエルはこの失敗を挽回してシリアを分裂・弱体化させようと、シリア軍司令官たちを標的に据えている」と指摘しました。

さらに、「抵抗の枢軸は依然としてその闘いを続けており、内部分裂工作やその他の陰謀も失敗させる準備ができている」と強調しました。

続けて、シリア危機解決のための協議であり、開催地であるカザフスタンの旧首都アスタナ(現ヌルスルタン)の名を冠した「アスタナ・プロセス」が結果をもたらという認識を示し、「我々はこのプロセスを支持しなければならない。特に友好諸国であるイランやロシアも、特別な重要性をもって解決の道を追求していることから、我々は全ての良い結果がアスタナ・プロセスで行われた努力によって実現したと信じている」と述べました。

イラン、トルコ、ロシアの3カ国は、アスタナ・プロセスの協議を2017年1月から開始しており、これまでに13回実施されています。

 

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