パレスチナ、「米国はICCの弱体化を画策」
12月 15, 2020 20:42 Asia/Tokyo
-
パレスチナのマーリキー外相
パレスチナのマーリキー外相は、「米国政府は、脅迫によりICC国際刑事裁判所の活動を弱体化させようとしている」と述べました。
イルナー通信によりますと、パレスチナのリヤード・マーリキー外相は、ICC国際刑事裁判所加盟国によるインターネット形式で行われた会合において、「米国の脅迫は、同国が法的および外交的なあらゆる努力を用いてイスラエル占領政権の犠牲者から正義と支援を奪うために戦っていることの顕れである」と述べました。
これ以前に、占領下のパレスチナでシオニスト当局による戦争犯罪の調査を開始するという国際刑事裁判所の決定は、米国政府によって反対されています。
米国政府は今年6月11日、アフガニスタンでの戦争犯罪容疑で米軍を起訴しているICCのすべてのメンバーに対し、経済的制裁と同国への入国制限を課すと発表しました。
ICCは、ジェノサイド罪や人道に対する罪、そして戦争犯罪や侵略行為を行った責任のある個人を、同裁判所に配備される独立の検察官が訴追し、同じく独立の裁判官が証拠に基づき裁くことを目的とする、初の常設国際裁判所で、オランダのハーグに本拠地を置いています。
この裁判所は、同裁判所の加盟国の国民により、もしくは加盟国の領土内で生じた犯罪、または国連安全保障理事会の承認を得てこの裁判所に訴えられた犯罪を取り扱います。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ