一部の因子がイラン・イラク間分裂工作を試みるも失敗
イラク南部・カルバラーにあるイラン領事館に乱入を試みた挑発因子が、イラク警察の即時対処により退散させらました。
IRIB通信によりますと、一部のメディア活動家らが物議をかもす行動に出て、同国のある社会活動家のテロ暗殺の実行犯をイランと断定した後、一部の因子が9日日曜夕方、カルバラー市内にあるシーア派3代目イマーム・ホサイン霊廟内に乱入し、反イランスローガンを叫びました。
続いて、これらの暴徒は同市内にあるイラン領事館に向かい、領事館の警備派出所や車両のタイヤに放火して、領事館内に乱入しようとしましたが、機動隊の介入により退散させられています。
しかし、暴徒らは現場から退散する前にイラン領事館周辺の放火現場の写真や動画数十点をバーチャル空間に公開し、イラクのその他の州でも反イラン的な動向の扇動を試みました。
こうした反イラン的な一連の行動には、イラク港湾都市バスラでのある社会活動家のテロ暗殺に関するフェイクニュースの拡散工作が挙げられます。
これに関して、カルバラー警察署長は、「イラン領事館に対する9日日曜夜の侵略は失敗に終わっており、領事館の職員や施設などに一切被害は出ていない」と語りました。
イラクの暴徒らに関しては、彼らが過去数ヶ月間にペルシャ湾南岸のアラブ諸国の一部の大使館から、多額の資金援助を受けているとする報道がなされていますが、これ以前にもこうした暴徒らはイラクのバスラやナジャフにあるイラン領事館を襲撃していました。
最近、何よりもテロ組織ISISとの戦いで最も如実に浮き彫りとなったイランとイラクの戦略的友好関係をかく乱する試しが行われていることについて警告しています。
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