カタール、「イスラエルの核施設は全てIAEAに査察されるべき」
6月 14, 2021 03:48 Asia/Tokyo
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ディモナ原子炉
在オーストリア・ウィーン国際機関カタール政府代表部のソルターン・ビン・スレイマーン・アール・マンスーリー氏が「シオニスト政権イスラエルの核施設は全て、IAEA国際原子力機関の査察対象となるべきだ」と語りました。
カタールのウェブサイト・「ドーハニュース」によりますと、マンスーリー代表は、「イスラエル政府は、西アジア地域における核兵器などの大量破壊兵器のない地帯の創設を目指す試み『中東非大量破壊兵器地帯』への参加を拒んでいる」と述べています。
また、「カタール政府はイスラエル政府に対し、IAEAと協力し、自らの原子炉や核施設に対するIAEAの査察許可を出すよう求める」としました。
カタール外務省もまた、国際社会と関連機関に対し、核兵器のない西アジアを支援し、この目標を達成するために、法律に従ってしかるべき措置を講じるよう要求しています。
イスラエルの核能力は、1960 年代にネゲブ砂漠にてディモナ原子炉の運転を開始して以来、情報評価の焦点となってきました。
イスラエル政権は、その施設での核兵器生産の現実をまだ認めていない、あるいは現存する自らの核兵器の量を明らかにしていませんが、同政権の元核専門家であるモルデハイ・バヌヌ氏は、1980年代半ばにイスラエルの核弾頭の映像をメディアに公開しました。
2003 年の時点で、イスラエル政権は100から200発の核弾頭を持っていたと推定されていた一方、門家は、この数字はこれまでに2倍になったと予測しています。
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