国際人権団体が、サウジ刑務所内での拷問について報告
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国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが、サウジアラビアの刑務所内で行われている著名な政治犯らへの拷問について、最新報告を発表しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 12, 2021 14:28 Asia/Tokyo
  • サウジ刑務所
    サウジ刑務所

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが、サウジアラビアの刑務所内で行われている著名な政治犯らへの拷問について、最新報告を発表しました。

ファールス通信によりますと、ヒューマン・ライツ・ウォッチは11日日曜、今年1月にサウジアラビア刑務所の刑務官と名乗る人物が送った手書きのメッセージをまとめて編集したものを発表しました。このメッセージでは、2018年の中ごろから年末にかけて刑務所内で行われた、著名な政治犯らに対する拷問や審問担当者によるひどい扱いについて説明されていました。

同団体は、「この人物は、投獄される恐れから実名を明かさなかったが、メッセージにおいて、自分が目撃した事や他の刑務官の話を伝えてきた」としています。

ヒューマン・ライツ・ウォッチ西アジア・北アフリカ支部のマイケル・ペイジ副所長は、「女性の権利を主張する者やその他の著名な収監者への圧政的で恐ろしい拷問という、サウジアラビアの措置に関する新たな証拠は、サウジ政府がこれまで以上に法治制度を軽視しており、またこのような容疑で信頼に足る調査を同国が行えないことをはっきりとさせている」と説明しました。

また、この報告はサウジアラビア西部ジッダにあるザハバーン刑務所、および別のもう1ヶ所の刑務所に関するものだとしました。

ヒューマン・ライツ・ウォッチをはじめとした国際機関や人権団体の多くは、サウジにおける表現の自由への弾圧や、人権活動家および抗議者らの死刑・投獄について、これまでに繰り返し批判しています。

これらの機関・団体が認めているように、サウジ政府は世界における最大人権侵害国のひとつとなっています。

 

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