クウェートでのイエメンの和平交渉が物別れに

クウェートで開催されたイエメンの和平交渉が物別れに終わりました。

レバノンのアルマヤーディンテレビによりますと、クウェートのイエメン和平交渉に参加したイエメン政府の代表団は、停戦の安定や包括的な解決法を見出すための下地となる政治的な合意の原則を順守していることを強調しました。

また、サウジアラビア寄りのイエメンのハーディ前大統領の代表団も、武装解除、各都市からの撤退などの信頼醸成に向けた措置を求めています。

国連のシェイク・アフメド･イエメン問題担当特使も、ハーディー前大統領の復権を提案しましたが、イエメン代表団がこれに反対しました。

イエメンの和平交渉は、５日前からクウェートで始まりました。

サウジアラビアはアメリカの支援を得て、複数のアラブ諸国と共に、２０１５年３月から、ハーディ前大統領の復権を目指して、イエメンに対し大規模な軍事攻撃を行っています。これにより、現在まで、数千人のイエメン人が死傷しています。