サウジの故カショギ氏の妻が、同氏の殺害に関するサウジ政府の回答を要求
10月 02, 2021 22:11 Asia/Tokyo
サウジアラビア政府を批判した同国のジャーナリスト、故ジャマル・カショギ氏の妻ハディジャ・チャンギズが、バイデン米大統領に対し、カショギ氏の残忍な殺害事件に関して、サウジが回答するよう圧力をかけるように要請しました。
イルナー通信によりますと、チャンギズ氏は、カショギ氏殺害事件から3年になるのに際し、在米サウジ大使館前でこの殺害事件に抗議するため、米ワシントンを訪問しました。
チャンギズ氏は、夫の3回忌を前に行われた、アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官と、サウジのムハンマド皇太子の会談に不満を表明しました米情報当局によれば、ムハンマド皇太子が、カショギ氏の殺害を命令した人物です。
カショギ氏は、2018年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジ領事館に入ったあと、その消息が不明となりました。サウジの政府高官は数週間にわたってこの問題を否定した末、結局、カショギ氏は同領事館内で殺害されたことを認めざるを得なくなりました。
アメリカの情報機関は、カショギ氏の殺害は、ムハンマド皇太子の命令、承認により実施されたことを示す内容の報告を公表しました。
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