トルコの通貨暴落が継続
12月 01, 2021 20:23 Asia/Tokyo
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トルコの通貨リラ
トルコの通貨リラが暴落の一途を続けています。
IRIB通信がトルコ・アンカラから報じたところによりますと、1日水曜、トルコ通貨リラは1米ドル=14リラで取引されました。
リラの暴落は、トルコのエルドアン大統領が、大幅な利下げを伴う自らの金融政策を再度擁護したあと、発生しています。
エルドアン大統領は、トルコの経済は、世界金融市場からの脅威に断固として対抗する能力がある、としています。
トルコで、過去1年間、食料価格は、60%から70%、そして家賃は、特に首都アンカラやイスタンブールなどの大都市で30%増加しています。
トルコの専門家らは、今回のリラ暴落の原因として、コロナ危機のほか、アメリカやヨーロッパ諸国の政府との政治的緊張の激化、地域レベルの緊張、国家外貨準備高の減少、観光業の低迷、予想を上回るインフレ、そして中央銀行への政府の干渉などを挙げています。
トルコの報道機関の多くは、リラ暴落に責任があるとしてエルドアン大統領を非難しています。
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