パレスチナ機関、「パレスチナ領土の85%をイスラエルが占領」
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パレスチナ領土の85%をイスラエルが占領
パレスチナ統計センターが「土地の日」にちなみ、シオニスト政権イスラエルが現在も、パレスチナの歴史的国境線による領土の85%を占領していると発表しました。
毎年3月30日はパレスチナでは「土地の日」とされ、パレスチナの人々はこれを重要な記念日としています。
この日が設けられたきっかけは、1976年にパレスチナで起きた出来事にさかのぼります。同年のこの日、シオニスト政権イスラエルはパレスチナ人の所有する土地を広範囲で占領し、人々はこれに反発してデモを行いました。このデモでは、一部参加者が殉教したほか、数多くの負傷者が出ています。
ラマッラにあるパレスチナ統計センターは、46回目となる「土地の日」に合わせて、シオニスト政権によるパレスチナ人所有の土地の開発・利用に関する最新の統計を発表しました。
同センターは声明で、「占領者たるイスラエルは、『C』地区に分類される諸地域の76%を直接的に利用し、各入植地地方議会が、その約63%を管理している」とされています。
1995年に結ばれた「パレスチナ拡大自治協定(通称:オスロ合意Ⅱ)」では、ヨルダン川西岸は3種類に分類され、「A」地区はパレスチナ人が完全管理、「B」地区はパレスチナ人が行政、公民、安全保障面を管理、「C」地区はシオニスト政権が行政、公民、安全保障面を管理する、と取り決められました。ヨルダン川西岸は、その土地の約60%が「C」地区となっています。
パレスチナ統計センターは声明で続けて、「ヨルダン川西岸で没収された土地の約18%は軍事目的で利用されている。一方、2002年に建設された分離壁は、ヨルダン川西岸の10%以上を破壊し、219棟を超えるパレスチナ人の住居に損害を与えた」としました。
そして、「イスラエルは現在も、パレスチナの歴史的国境線による(ヨルダン川西岸、ガザ、現イスラエル占領地が含まれる)領土全体の85%を占領し、これを利用している」と指摘しました。

