シリアの最新の政治・軍事情勢
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シリアの政府軍と義勇兵が、テロ組織ISISが“首都”と称する北部の都市ラッカに進軍し、この町を完全に包囲しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
6月 05, 2016 14:48 Asia/Tokyo
  • シリアの最新の政治・軍事情勢

シリアの政府軍と義勇兵が、テロ組織ISISが“首都”と称する北部の都市ラッカに進軍し、この町を完全に包囲しました。

ナジャフィー解説員

シリア東部デリゾールでの、シリアの政府軍と義勇兵の最近の進軍は、ISISの包囲網を完成にさせるものになるでしょう。ラッカの町は、ISISの最大の拠点と見なされるため、彼らにとって、象徴的で政治的な価値を持つものです。

中東のテロリストは、現在、ここ数年で最も厳しい状況に置かれており、イラクとシリアで包囲されています。

こうした勝利は、シリア政府が、封鎖下にある人々、特にアレッポの人々への支援と停戦の維持に努力を集中させ、衝突の再開を妨げようとしていることから生まれたものです。

シリア政府軍は、4日土曜、ISISとの激しい戦闘の後、北東部のテロリストの拠点であるラッカに入りました。西側諸国も、テロリストの敗北が近いことを認めています。これについて、フランスのル・ドリアン国防大臣は、「ISISは軍事力の点で敗者であり、消滅するだろう」と語りました。ル・ドリアン国防相は、数日前、「ISISは深刻な衰退に直面しており、滅亡に向かっている」と語りました。さらに、「ISISがイラクのモスルを手放せば、それはこの組織の滅亡のスタートになる」と述べました。また、「イラク軍がさまざまな問題を抱えているが、ISISは弱体下しており、シリアでも敗者となるだろう」とし、「ラッカとトルコ国境を結ぶ道路上の町の解放により、ISISと外界をつなぐ道が断たれるだろう」と語りました。ル・ドリアン国防相は、改めて、多くのフランス人が、タクフィール主義のテログループと共に戦っていることを認めました。

シリアのロシア支援センターの報道官も、ロシアの人道支援がシリアに入ったことを明らかにしました。シリア政府は、同国各地への人道支援の移送に向けた協力の継続を強調しています。封鎖下にある地域では、400万人以上のシリア人が、食糧や医薬品を手に入れる上で多くの問題に直面しています。

ロシアのチュルキン国連大使は、国連安保理の理事国に対し、シリアの人道的な状況を改善するため、この国への制裁を解除するよう求めました。チュルキン大使は、「国連の報告によれば、これらの制裁はシリアの人道的な状況にマイナスの影響を及ぼしている」と述べました。さらに、「ロシアは、シリアの和平協議に関係するすべての国に対し、これらの対話によって、良好な協力を行うよう求めている」としています。チュルキン大使は、「ロシアは、協議の中で状況を複雑にしたり、新たな条件を提示したりすることに反対である」と述べました。さらに、「“これらの条件が実現されなければ、対話は再開されない”とするシリアの反体制派の主張は誤りであり、道徳に反するものだ」と強調しました。