イスラエルにより殺害されたジャーナリストのリストの公表
言論の自由・報道の自由の擁護を目的としたジャーナリストによる非政府組織・RWB国境なき記者団が、シオニスト政権イスラエルの占領下にあるパレスチナでの職務遂行中に同政権に殺害されたジャーナリストの数は2000年以降だけで45人以上にのぼるとしました。
シオニスト政権イスラエル軍は今月11日未明、パレスチナ・ヨルダン川西岸ジェニンを襲撃し、アルジャジーラ局のシリン・アブアクレ記者を殉教に至らせました。同記者は、プレスと書かれたジャーナリスト専用の防弾チョッキを着用していました。
仏ルモンド紙がRWBの発表を基に報じたところによりますと、パレスチナでは2000年以降に、45人のジャーナリストが職務遂行中に殺されているということです。
カタール衛星通信アルジャジーラ所属のシリン・アブアクレ氏は、シオニスト政権によるジャーナリスト殺害の最新の事例にあたります。
しかし、イスラエル軍はこの件に関して一切の責任を認めていません。
ルモンド紙によれば、封鎖によりパレスチナ・ガザ地区から出られないカメラマンのモハンマド・アーベド氏は、同地区にあるフランス通信事務所にシリン・アブアクレ氏の写真が入った額を飾り、同氏への敬意を示しました。
カメラマンとして約30年の経験を持つアーベド氏は、2018年6月8日、ガザとイスラエルの境界線で行われたデモ行進を取材していた際、イスラエル狙撃兵に膝を撃たれ、この地域で負傷した数千人のうちの1人となりました。
イスラエル軍はこの他、これまでにパレスチナで数百人ものジャーナリストを拘束しています。
また、パレスチナ人ジャーナリスト支援委員会も先日、シオニスト政権によるジャーナリストへの敵対的行動は、抑圧されたパレスチナ人に対する同政権の犯罪の暴露を防ぐことが目的だと指摘しています。