IAEA事務局長が、AUKUSめぐりオーストラリア訪問

オーストラリア外相が、米英豪間で締結された新安保枠組み・AUKUS（オーカス）に関連して、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が自国を訪問する予定であることを明らかにしました。

アメリカ、イギリス、オーストラリアはこれに先立ち、共同声明において超音速ミサイル開発や電子戦の分野での協力を発表していました。

中国やロシアなどの各国当局者は、オーストラリアに原子力潜水艦を配備するとしたAUKUSと、それが核不拡散体制に与える影響について警告しています。

またこれ以前に、当時イラン外務省報道官を務めていたハティーブザーデ氏も、AUKUSが潜在的に核拡散のリスクを高めうると、警鐘を鳴らしていました。

ファールス通信によりますと、オーストラリアのウォン外相は、「IAEAのグロッシ事務局長は４日月曜にわが国を訪問し、当局者らと会談してAUKUSについて意見を交わす予定だ」としました。

そして、「グロッシ事務局長は、オーストラリアへの原子力潜水艦配備計画および、国際安全保障をめぐる総合的な問題について、わが国の当局者と話し合うことになっている」としました。

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