米で独立記念日パレードに向け発砲、37人死傷
7月 05, 2022 13:20 Asia/Tokyo
アメリカの情報筋が、イリノイ州ハイランドパークで行われていた独立記念日パレードの最中に銃撃事件が起きたと報じました。
国際通信イランプレスによりますと、ハイランドパークでの独立記念日のパレードを狙った銃撃により、報道された時点で少なくとも6人が死亡、31人が負傷しました。
ハイランドパーク警察によれば、銃撃によってパレードに参加していた数百人の人々は、命の危険を感じた人々が現場から逃げ出しパニック状態になったということです。
警察は、ロバート・E・クリモ3世容疑者(22)が発砲に関わった疑いがあるとして行方を追っていましたが、米メディアの最新情報では同容疑者の逮捕が伝えられています。
公式統計によりますと、アメリカ国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。
銃を用いた暴力事件の発生件数をアメリカと世界の他の国々との間で比較すると、同国が完全に例外的な存在であることがわかります。アメリカでの暴力的な銃撃事件の発生割合は他のどの国よりも高くなっており、世界人口に占める割合は約5%に過ぎないながら、銃器による世界の大量殺戮事件の31%近くは、この国で発生しています。
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