ロシア外務省報道官が、北方領土での軍事演習に対する日本政府の抗議に皮肉

ロシア外務省のザハロワ報道官は、来月ロシアが予定している北方領土での軍事演習について日本政府が抗議したことに関し、　「太陽が東からではなく西から昇ると主張したようなもの」と述べました。

ロシア国防省は２６日、軍事演習「ボストーク２０２２」を８月３０日から９月５日まで北方領土を含む地域で実施すると発表しました。

これに対し日本の磯崎官房副長官は２８日、日本政府として演習予定地域から北方領土を除外するよう要求したと明かしました。

ロシア外務省のザハロワ報道官は声明を発表し、「磯崎氏は、太陽が東からではなく西から昇ると主張したようなものだ」とし、抗議そのものが不適切だと述べました。

ザハロワ氏はその上で、「南クリル諸島（北方領土のロシア名）はロシア固有の領土の一部であり、その主権は第二次世界大戦の結果に基づき、合法的に我が国に属しており、疑問の余地はない」としました。

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