世界のサル痘感染者が2週連続で20%増=WHO
8月 18, 2022 16:15 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関が、世界で確認されたサル痘の感染者が2週連続で20%増えたと発表し、各国に対策を呼びかけています。
WHOは17日水曜の会見で、世界における先週のサル痘の感染者数は7500人で、2週連続で20%増えていることを明らかにしました。
WHOによりますと、今年に入り確認されたサル痘の感染者は92の国と地域で3万5000人以上に達し、うち12人が死亡しているということです。
WHOは感染拡大を防ぐため、検査体制の強化や的確な情報提供などを改めて各国に求めています。
さらに、17日にサル痘の人から犬への感染が初めて報告されたことを受け、感染者に対して動物への接触を避けるよう呼び掛けるとともに、「感染拡大は人から人への密接な接触が原因であり、動物のサルとは関係がない」とし、サルへの偏見を避けるために「サル痘」に代わる新たな名称を公募しています。
ちなみに、世界でサル痘感染者数が最も多いのは、今月11日時点ではアメリカの累計1万768人となっています。
なお、日本でも今月10日までに4件のサル痘感染例が報告されています。