世界のサル痘患者が5万人超に、米テキサス州で初の死亡例も
9月 01, 2022 14:14 Asia/Tokyo
世界のサル痘患者が、5万人を超えました。
フランス通信が1日水曜、WHO世界保健機関の集計として報じたところによりますと、世界のサル痘患者は去る8月31日、5万人を超えました。
世界各国からWHOに今年報告されたこれまでの感染者の数は5万496人で、死者は16人となっています。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、「ドイツやオランダ、カナダなどでは公衆衛生対策や感染者の追跡が功を奏して新規感染者が減少しており、感染拡大の抑制が可能であることが示された」と指摘しています。
WHOは去る7月末、サル痘について最高レベルの警告であるPHIEC「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言していました。
またロイター通信が先月30日、米シカゴから報じたところによりますと、CDC米疾病対策センターの広報担当者、スコット・ポーリー氏は、同国テキサス州ハリス郡でサル痘と診断された重度の免疫不全者の死亡を報告しており、これは米国内でサル痘による初の死亡例とされています。
ちなみに、日本国内においては7月25日に1例目のサル痘感染者が報告された後、8月10日までに4例の感染者が報告されています。
なお、WHOがPHEICを発令したことを受け、日本外務省では去る7月25日、全世界に対してサル痘にかかる感染症危険情報レベル1を発出しました。