8月 21, 2022 16:46 Asia/Tokyo

東アフリカ・ソマリアの地元筋が21日日曜未明、同国首都モガディシオのホテルでの、テロ組織による人質・立てこもり事件が解決したことを明らかにしました。

アメリカを拠点とする武装組織監視団体、SITEインテリジェンス・グループによりますと、テロ組織アルシャバーブがこの襲撃に関して犯行声明を出していたということです。

フランス通信が、ソマリアのある治安当局幹部の話として報じたところによりますと、ソマリア軍がモガディシオ市内にあるハヤット・ホテルでの30時間にわたる人質・立てこもり事件の解決・決着に成功しました。

このソマリア治安部隊幹部はフランス通信に対し、「ハヤット・ホテルを襲撃し、人質・立てこもりを起こしたテロ組織・アルシャバーブのメンバー全員が殲滅した」と語りました。

米CNNも、「この事件で少なくとも20人が死亡したほか、負傷者が50人増えた。また負傷者の多くが重体であることから、死亡者数が今後さらに増える可能性が大きい」と報じています。

地元警官はまた、モガディシオの情報部門トップを含む治安当局者2人も負傷した、としました。

モガディシオでテロ組織への対抗作戦にあたった警察官はCNNに対し、「ホテル内でのテロ組織による人質・立てこもりの終結に24時間以上かかった。それは、テロリストらが民間人を人質にとり、彼らを人間の盾として利用していたことによる」と述べています。

ロイター通信が20日土曜、ソマリアの情報当局の発表としてモガディシュから報じたところによりますと、この事件で犯人グループは、19日夜に自動車爆弾でハヤット・ホテルを攻撃し、その後銃を発砲しながら複数の階がある施設内に入り、内部を占拠していました。

現場のハヤット・ホテルは、政治家や政府当局者が頻繁に利用することで知られていますが、襲撃に巻き込まれたかは明らかになっていません。

 


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