英国最大のコンテナ港で賃上げ要求スト、供給網に影響の恐れ
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英国最大のコンテナ港
英国最大のコンテナ港で、賃上げ要求ストが実施されています。
ロイター通信が21日日曜、英ロンドンから報じたところによりますと、英東海岸にあるコンテナ港であるフェリクストウ港で同日から8日間、労働者1900人強が賃上げを求めてストライキを実施しています。
労働者側は、運営会社の提案よりも大幅な賃上げを求めています。
ストを主催する労働組合ユナイトの書記長グラハム(Sharon Graham)氏は、「莫大な利益を生む港を運営するCKハチソン・ホールディング社は労働者の福祉より株主の利益を優先している」と訴えました。
また「フェリックストウの労働者は権利を行使できる。会社は組合員の力なくして利益をあげられないと理解すべきだ。しかし、役員たちは組合員より株主を優先している」と主張しています。
そして、このストにおり英国のサプライチェーンが寸断され、大きな衝撃が走るだろうと警告し、労使対立は会社側が自ら招いたものだと強調しました。
フェリクストウ港を運営するハチソン・ポートは今月19日、同社が提示した7%の賃上げと500ポンド(604ドル)の一時金は妥当だとし、同港の管理職、エンジニア職、事務職の約500人が加入する労組は提示額を受け入れたと説明しています。
一方、ユナイトは提示された賃上げ率は足元のインフレ率を大幅に下回っており、昨年もインフレ率より低い賃上げにとどまったと指摘しました。
フェリクストウ港はイギリスの貨物輸送のほぼ半分、年間約400万個のコンテナを扱っています。
イギリス経済がこの40年で最悪のインフレに直面する中、同国ではストを計画する組合がさらに増えています。
イギリスの先月のインフレ率は10.1%に達しており、BOEイングランド銀行は「景気後退は避けられず、今年後半のインフレ率は13%まで上昇する可能性がある」と予想しています。

