ドイツの人々が、同国の米軍基地の撤去を要請
6月 12, 2016 22:01 Asia/Tokyo
ドイツの人々が、デモを行い、ドイツ国内のアメリカ空軍基地の閉鎖を求めました。
DPA通信によりますと、ドイツのカイザースラウテルンで、数百人の人々が抗議デモを行い、アメリカ軍のラムシュタイン空軍基地の閉鎖を求めました。
ドイツ左翼党の指導者、オスカー・ラフォンテーヌ氏は、このデモにおいて、アメリカの犯罪に対するドイツ政府の沈黙を批判し、「ラムシュタイン空軍基地から遠隔操作しているアメリカの無人機による戦争は国際法に反するものだ」と語りました。
ラムシュタイン基地は、アメリカ国外、あるいは欧州にあるアメリカ空軍の最大基地であり、2005年までにこの基地には(アメリカ軍が保有する)核兵器が保管されていました。
ドイツ南部にあるラムシュタイン基地はアフリカや中東地域における、アメリカの無人機戦争のための場所となっています。
この基地は、アフガニスタンやイラクの戦争において重要な役割を果たしました。
現在、ドイツには、4万人のアメリカ軍兵士が駐留しており、非公式統計によれば、軍事関係者およそ3万5000人と民間人5000人がラムシュタイン基地に勤務しています。
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