アメリカが、北極担当大使を指名
8月 28, 2022 14:36 Asia/Tokyo
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アメリカの国旗
米国務省が「北極関連問題の検討のため、同地域担当大使を指名する」と表明しました。
ウクライナ戦争やアジア太平洋地域でのアメリカとロシアの対立は、今では北極圏という極めて重要で戦略的な地理的範囲にまで広がっている模様です。
北極圏はロシア、アメリカ、カナダ、ノルウェー、デンマークから成ります。地球温暖化や北極圏の気温上昇により、この一帯の氷が溶けていることで、船舶の航行や豊富な地下資源の採掘が可能になっています。
これにより、北極圏の経済的、軍事的、戦略的な重要性が日増しに高まり、結果としてこの地域の領有権をめぐって周辺諸国で競争が起きています。
ファールス通信によりますと、米国務省のパテル副報道官は、バイデン政権として北極圏担当の調整官を指名した上で、ロシア、カナダ、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、そして利害を共有するそのほかの団体とやり取りしたいと述べました。
米国務省も声明を出し、「現在、安定・発展している北極圏は、アメリカにとって特に気候変動対策において重要な戦略地域だ」としました。
米アラスカ州選出のリーサ・マーカウスキー上院議員は、北極担当大使の設置を歓迎し、「米国は、北極圏で大使級の外交ポストを置いていない唯一の国だ」としました。
北極担当大使は、現在のジェームズ・ディハート北極圏調整官に取って代わるポストとなります。
アメリカ政府が今回の決定を下した事由としては、北極におけるロシアの軍事的駐留の強化や、中国の調査機関の設置が挙げられます。
北極担当新大使は国務省によって指名された後、承認のため議会上院に諮られます。
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