ベネズエラとコロンビア、3年ぶり国交回復
(last modified Mon, 29 Aug 2022 06:45:09 GMT )
8月 29, 2022 15:45 Asia/Tokyo
  • ベネズエラとコロンビア、3年ぶり国交回復
    ベネズエラとコロンビア、3年ぶり国交回復

ベネズエラとコロンビアが、3年ぶりに国交を完全回復しました。

フランス通信が29日月曜、報じたところによりますと、この両国は28日日曜、コロンビアで左派政権が発足したのを受け、3年ぶりに国交を完全回復しています。

コロンビア初の左派大統領となったグスタボ・ペトロ氏と、社会主義を掲げるベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は今月11日、2019年に断絶した国交を回復させる意向を表明していました。

ベネズエラの左派政権と、コロンビアのアルバロ・ウリベ政権以降の歴代保守政権の間の緊張関係を背景に両国は断交しており、コロンビアのイバン・ドゥケ前大統領は、マドゥロ氏の再選を認めていませんでした。

これに伴い、両国間では大使館と領事館が閉鎖され、航空便も運航停止となったほか、2000キロに及ぶ国境も19年から閉鎖され、21年10月に歩行者限定で開放されているのみとなっていました。

両国は今回の国交回復により、大使を相互に派遣するほか、国境も全面開放することになります。

今月7日に就任したペトロ大統領は、同じく左派のマドゥロ大統領率いる隣国ベネズエラとの国交回復を公約していました。

これに先立ち、コロンビアのレイバ次期外相は先月28日、ベネズエラ西部サンクリストバルを訪れ、同国のファリア外相と会談し、両者は声明で「大使任命などによる2国間関係の段階的な正常化に向けた進展」に期待を表明しています。

 


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