米国民の5分の1が銃暴力を経験
(last modified Sun, 04 Sep 2022 07:18:42 GMT )
9月 04, 2022 16:18 Asia/Tokyo

ある世論調査で、アメリカ人の5分の1が過去5年間に銃を用いた暴力を経験しており、その中でも黒人とヒスパニック系の割合が目立って高いという結果がでました。

ファールス通信によりますと、米シカゴ大学ハリス公共政策大学院とAP通信が共同で行った世論調査の結果から、アメリカ人の5分の1が銃を用いた暴力を経験しており、さらにその割合は人種・民族別に大きな差があることが分かりました。

黒人およびヒスパニック系のアメリカ人は、銃を用いた暴力を経験したとする割合が、白人のアメリカ人に比べてそれぞれ4倍および2倍高くなっています。

この調査ではまた、アメリカ人の4分の3が銃による暴力を大きな問題と捉えているとし、80%が国内で銃を用いた暴力が増加していると答えました。

一方で、ほとんどのアメリカ人は銃を用いた暴力の防止を望むと同時に、銃を所持する権利を擁護しているという結果が出ています。

アメリカ議会調査局の報告に基づき米CNNが提示したデータでは、同国には全世界に存在する銃器6億5000万丁の約半数 (48%)が集まっていることが示されています。

さらに、銃規制擁護団体の集計データでは、アメリカでは2016年から2020年にかけて、銃関連の殺人の割合が10万人あたり37.6件から45.4件に増加しています。また、黒人は銃器で殺害される可能性が白人よりも2.1倍高いことも分かっています。

 


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