9月 07, 2022 13:12 Asia/Tokyo

ブラジルが充電器なしiPhone販売の停止を命令し、アップルがこれに反発しています。

ロイター通信が6日火曜、ブラジル・サンパウロから報じたところによりますと、ブラジル政府は6日、米アップルに対し充電用電源アダプターが付属しない「iPhone」の国内販売を停止するよう命じ、その理由として政府は同社が消費者に不完全な商品を提供していると主張しています。

また、ブラジル法務省は充電用電源アダプターを同梱しないすべてのiPhoneと、iPhone12以降の新機種の販売停止に加えて、アップルに罰金1227万5000レアル(238万ドル)の支払いを命じました。

しかし、アップルはこれに反発し、「当局の懸念を解消」するためブラジル消費者保護機関Senaconに引き続き協力するとしつつ、政府の決定に異議を申し立てると表明しています。

同社はさらに「すでにこの問題についてはブラジルでいくつかの勝訴判決を得ており、われわれは顧客がデバイスを充電・接続するためのさまざまな選択肢を認識していると確信する」としました。

なお、官報に掲載された命令でブラジル法務省は「消費者に対する意図的な差別慣行」によりiPhoneには重要な構成要素が欠けていると主張しています。

これについて、アップルはこの慣行の目的を炭素排出量の削減としていますが、同省は充電用電源アダプターが付属しない販売で地球環境が保護されるという証拠はない、として同社の主張を退けました。


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